
オリジナル組
不老不死の人間を作り出すための実験、『境域槶常世化計画』の被験者。
被験者は全員で10人という事になっている。
実験の過程で彼らのクローンが生成されており、彼らの元になった人達、という事でオリジナル組。
本格的に実験が始まるまでの一年を共に過ごしており、その後は外にも出れず、施設内で全員過ごしていた為
1~10番までの被験者は全員幼馴染という事になる。
それぞれ識別番号に合わせた名前を与えられている。
一部の被験者は研究施設の職員により記憶を一部消されてしまっている為、
会話の円滑化、変に記憶を刺激しない為にも殆どの被験者は
本当の名前は使わず施設に与えられた名前でコミュニケーションを取ることが多い。
(記憶がある者同士でも、正直そちらに慣れてしまった、元の名前を名乗りたくない、などの理由から本名を使っていない者が多い)
何故か魔導における逸材が揃いに揃っている…

I
■■
一人称:オレ 二人称:お前
「再演の時だ」
チビの頃から大きくなった今でもひたすらにガキ。
常に男子中高生みたいなノリしてる。誰に言わせても
「どうしようもない」と形容される程の馬鹿だが、
人は良く、何だかんだ面倒見も良い。ただ、クソガキで馬鹿。
現在行方不明。
II
ツヴァイ
一人称:? 二人称:?
現在行方不明。
未登場。


III
一人称:俺 二人称:お前
「どうか忘れたままでいろ、その方がこちらとしても都合が良い」
「...なに、失礼だっただろうか。す、すまない。そんなつもりは、なくて...」
表情の変化に乏しく、何を考えているのかいまいち分からない青年。
仲間を助ける為企てた計画の影響で、彼の事を一部の被験者は忘れてしまっている。
最年少。物心ついた頃から施設にいた為世間知らず。友達想いで情に厚いが
その分騙されやすい。実は誰よりも泣き虫で、寂しがり屋。
大剣を持って戦うが、前述した通り施設内で殆どの人生を過ごしていた為に
ほぼ付焼刃。それでも「少し弱い」程度なので才能はある。将来化ける。
理想編では仲間の為生者でありながら理想郷に侵入、非常に危険な賭けに出ていた。
被験者としてのデータが全て削除されている為、彼は最初から本名を名乗っている。
迅。
登場:理想編(後日談主人公)
誕生日:3/3
IV
一人称:私 二人称:アンタ
「私の怒りを買ったこと、死ぬまで悔め!生きて後悔し続けろ!」
「届かないものに手を伸ばすからこそ人は愚かで、美しいと言われるんでしょ」
「幸運にも」実験の最初の成功者になってしまった結果、不老不死の化物に
なりかけた少女。自らのクローンに全てを託し、彼女に討ってもらう形で
命を落とした。その後、死後の世界とされる「理想郷」にて目を覚まし、
さっさと死なせろや、と世界をぶち壊すべく動き出す等、かなり大胆な性格。
思った事はすぐ言うし言葉は強いし短気だが、面倒見は良くなんだかんだ優しい。
不死化の影響で片手が異形のものになっている。普段は気力と包帯で抑えている。
登場:警察編(ラスボス)、理想編(主人公)
誕生日:4/4


V
ヴィース
一人称:わたし 二人称:あなた
「楽しみだね!いつか皆で、物語みたいな冒険をするんだ!」
「私たちはもう存在している事自体間違いなの。だから、早く、死んで」
純粋無垢で夢見がちな優しい女の子。計画開始当時の技術では彼女の持病を治す事が
出来なかった為、コールドスリープに似た技術を使い延命。最近漸く治療が成功し
目を覚ましたばかりの為、外見も精神も昔から成長していない。
彼女らの故郷が滅ぼされた日、フィーアが化物となる瞬間を目撃した事により発狂。
いずれ自分達があのような災厄と化してしまうならば、その前に全員死んだ方が
本人の為にも世界の為にも良い、と暴走。
かつての幼馴染の命を狙う、凶悪な殺人鬼と化してしまった。
登場:家族編
誕生日:5/5
アルス
VI
一人称:僕 二人称:君
「皆の死が過去になるその前に、僕たちの為だけの理想郷を、此処に」
「これは人の仕業だ。理想郷も死後の世界も、人間の願望でしか在り得ない」
「禁忌」とされるような、特殊で高い難易度の魔導の使い手の青年。
普段は臆病で少し頼りないが、仲間の為ならどこまでも頑張れる。やる時はやる。
家族編では施設にいた時代に受けた記憶改竄、洗脳により謎の焦燥感に襲われる。
それは彼の幼い頃の夢と幼馴染を悼む心を増幅させ、彼らがかつて望んだ世界、
「理想郷」を創るべく世界再編を目論んだのであった。
理想編ではたまたま再会したフィーアに(心細いので)同行。かつて理想郷を
創ろうとした者として、黒幕の真意の推測、使用魔術の特定などで一役買う。
登場:家族編(ラスボス)、理想編
誕生日:6/6


VII
セプテム
一人称:俺 二人称:お前
「諦めろ。お前等がどれだけ足搔こうと俺の勝ちだ。もう覆せない」
「世界の破滅が惜しくなる程に、俺は幸せになりすぎた」
被験者のうちの一人だが、記憶を消され施設の職員として働いていた。
実験がほぼ成功しており経過観察の為、職員として働かせることで監視されていたのだ。
ノーヴェに連れられ共に国外逃亡したが、実験成功の後遺症で魔力器官が止まってしまっており、アルコールを摂取する事で無理に循環させている。
身内には優しく常に相手を思いやる心があるが元々は合理主義者で冷淡な男。
魔力器官を治す為警察編後日談にて、元々は敵同士だったものの状況を理解した事で協力者となった警察編主人公、アガタと共に特効薬を求めて動いたが…
将来の夢は教師。アガタと出会った事でその夢に再び希望を見出していた。
(現代に生きる人間の)登場人物の中では最強格の人間。魔法の天才。
登場:警察編(後日談ボス)
誕生日:7/7
VIII
エヴァル
一人称:僕、私 二人称:貴方、君
「あんな大口叩いておきながら僕は何も出来なかった。ただ、観ている事しか」
「君の友人だからこそ、私は君を止めるべくここに立つんだ」
被験者だったのだが、実験終了後は自ら名乗り出て施設で「記録者」として
勤務していた。大真面目で淡々と仕事をこなすタイプの為、機械的と思われがち。
だが実際は犠牲者の事を誰一人として忘れていない、仲間想いの優しい青年。
彼の正体は霧海と呼ばれた国、彼らの故郷の第二皇子。
責任感が強く、霧海が滅んだ後は自らの足で国を歩き生存者の誘導を行ったり
仲間が間違いを犯していたら止めに行く。しかしそれ故に「全て自分の所為」
と余計な責任まで背負ってしまいがち。魔導具を用いての戦闘を得意とする。
家族編では暴走する幼馴染たちを止める為に奮闘する。
皇族の唯一の生き残りとして人前に立つ事もある為に本名は隠していない。
霧海 祉晴(ムカイ チハル)。
登場:家族編(主人公)、理想編(後日談ボス)
誕生日:8/8


IX
ノーヴェ
一人称:私 二人称:貴方、アンタ
「叶わなくてもいい、例え世界が滅ぼうと私はただ、彼に生きていて欲しかった」
「いずれ、約束の時は来る。償いの時は来る。ただそれまでの一生よ」
自らの体で情報を集めるのを得意とする情報屋。
セプテムに片思いをしており、その恋が敵わない事も知っていたが、何も知らぬまま
研究者達に踊らされているセプテムを放っておけず、彼を連れての国外逃亡を計画。
研究員の目を掻い潜り逃走を成功させた、高い判断力と演技力を併せ持つ実力者。
その代わり戦闘はそれほど得意ではないが、前述した技術での騙し討ちは得意。
見識があり、品もあり、聞き上手…と、まさしく大人のお姉さん。
何気に7pro全編で出番がある。
登場:本編1章、人形編、警察編、家族編、理想編(後日談)
誕生日:9/9
X
一人称:僕 二人称:キミ
「生きてりゃどうにでもなる!死んだなら…まあ、それまでやったって事やろ」
「理不尽なのは分かってる。それでも思ってまうやんか、何でアイツばっか、って」
銃の扱いに長けている、関西弁お兄さん。セプテムと同い年で年長者。
発狂したヴィースに殺されてしまったが、たまたま通りすがった超善人の殺し屋に
アルスに貰っていた禁忌魔術の術式を使わせて貰い、憑依する形で生き延びる。
決断力に優れており、いざという時は仲間も身内も、自分でさえも容赦なく
切り捨てる。それ故に冷血な人に見られる事もあるが、普段は落ち着いた雰囲気こそ
崩さないが明るく、場を盛り上げてくれるムードメーカー。大体にこにこしてる。
家族編後日談では施設に入って以降会えなかった父の背中を追い、霧海の外を捜す。
しかし父は弟子であり義理の娘でもあった少女アガタを庇って死亡したと知り…?
憑依後は最早管理名を名乗る必要もない、と本名を名乗っている。
十夜 宵(トオノヤ ショウ)。
登場:家族編(後日談)、理想編(後日談)
誕生日:10/10


XI
■■■■ - 『11番目の少女』
一人称:私 二人称:貴方
「過去の喪失。即ち自己の欠落、その一片。さあ、此の世の禁忌を垣間見よ。」
「みんな、大事な私の思い出。すべて、すべて......だから、それでも、私は」
存在しないはずの11人目の被験者。
他の被験者にも殆ど認知されていなかった、謎多き少女。
世にも珍しい、他人の記憶を操る特殊な魔導を扱える。
ジンと協力関係にあるようだが、その真意とは…?
登場:理想編
誕生日:1/11